最近、私が読んだ本をエイコーンスタジオの書架(?)へ追加する前にこの小さな本の一つの記事について。
この本は、子育てママに書かれたミニ雑誌。そのなかの一つのよみもの、
記事タイトル「ありのままの親子でいられるように」
著 福田とも花
叱ることに迷ってしまう原因となる3つのポイントと「魔法のことば」が書かれてます。
—– 以下、要約となります —-
①子どものために叱るというのは、実は自分の恐れ
子どもに、自分の過去の辛い思いや寂しかった思いをさせたくないことから、子どもを感情的に叱ってしまってませんか?
感情的に叱ったことを後悔してませんか?
それは親自身の心の古傷が癒えてないから。
子育ては、自分の古傷に気づくチャンスであり、古傷を癒す機会にもなります。
こどもの時のあなたの気持ちを受け止めてあげる。
「私、怖かったよね、悲しかったよね、もう大丈夫だよ」
②「叱る」はマル、「怒る」はバツではない
親だって嫌なことをされたら「怒る」ということを伝えないといけない。決して大人は賢くてCoolな存在ではないのです。
Coolな振りをし、言葉と感情のちぐはぐを感知させてしまうと、子どもは親の言動を信用できなくなってしまいます。
ありのままの子どもを育てるには、まず親がありのままで。
「叱ってもいい」「怒ってもいい」「ありのままでいい」
③正しい叱り方などない
正論を教えて、あなたのために叱っているのだよ、というメッセージは、今のあなたは正しくない ありのままではいけないというメッセージにもなってしまいます。
正しさを教えることよりもまず大切なことは、子どもの気持ちを受け止める存在でいてあげること。
ありのままの感情でも親は受け止めてくれると分かれば、子どもも自分自身の気持ちを肯定できるようになる。
「自分のどんな気持ちも正解! 子どものどんな気持ちも正解!」
ありのままの子どもに育てる とは 自分の気持ちを言えるこどもに育てること。
—– 要約ここまで —–
私も、5才の女の子のお父さん。
叱ったり、励ましたりするなかで、自分の不安に思ってる感情が伝わってしまうことはわりと気になります。ビジネス書などによくある「叱る」のはいいけど「怒る」のはいけない、やった「コト」を叱るべきであって、「ひと(人格)」を怒っては(攻撃しては)いけない という考えには、結構影響を受けていると思います。
正しい唯一の叱り方なんてないし、どんな気持ちも正解!という、正論の前にまず感情を受け止めることが大切とする著者 福田とも花さんのスタンスは頭ごなしでなく、建設的でいいなぁ〜と感じました。
建物を建てるには土台となる基礎が大事ですが、ひとが育つ基礎となるものは自己肯定感。
上下関係や正論など外部から構築されるものではなく、ありのまま、ある意味では、FLATな関係性から生まれ出るものだと考えます。
福田とも花さんの記事へのリンク https://woman.excite.co.jp/article/author/list/w_fukutatomoka/